慈眼寺 四季のお便り 9月
~ 行き合いの空
 ~

9月に入りました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。見上げれば、夏と秋、ふたつの季節が出合う「行き合いの空」が広がっていますね。季節のはざまにある、この時季特有の空が夕焼け色に染まる頃、どこからともなくあらわれた赤トンボが稲穂の上を舞う、長閑な里の景色に心癒やされております。
トンボの古名は「秋津(あきつ)」。もしかしたら、秋という言の葉を名前に持つトンボたちが、私たちのもとへ秋を届けてくれるのかもしれません。

今月の塩沼大阿闍梨の一言

お釈迦さまは、人間の思考を超えたものに関しては、
いっさいお答えにならなかった。
ただあるがままに、天地の道理にしたがって生きる。
これが大事なのだというのです。

昔の人がよく「お天道さまが見ているよ」と言ったように、
人ではなく天を意識し、大自然を意識して、
自分の行いや言動を慎むべし、ということであります。


塩沼亮潤 「幸いをいただきまして このひとときを大切に」より