慈眼寺 四季のお便り 7月
~ 幸いをいただきまして ~

昔の人はさまざまな生き物の声に季節の移ろいを感じ、ひばり、鶯、蛙と、その初音を聞くのを心待ちにしていました。夏は「初蝉(はつぜみ」。一年ぶりに聞く蝉の声に懐かしさを感じる人もいれば、「あっ、夏が来た」と胸がときめく方もいらっしゃるでしょう。
輝く夏の太陽のもと、蝉たちが「ミーンミンミンミンミー」と高らかに命の声をあげるこの時季、その鳴き声も愛おしんで下さい。

さて、先月、大阿闍梨の写文集が出版されました。タイトルは「幸いをいただきまして」。
ページをめくれば、大阿闍梨が歩き続けた大峯山の景色が目に飛び込んできます。読み進めていけば、秋保の四季を彩る花、緑、空、お護摩の燃え盛る炎、大阿闍梨の言葉が、皆さまの心の深い場所へと語りかけるでしょう。
今日はこちらの一冊から、一面の菜の花に包まれた幸いの言葉をお贈りします。

今月の塩沼大阿闍梨の一言

人が悩み苦しむのは、
何かにとらわれているからであり、
素直に優しさを表現できないからです。
それでもあきらめずに、
人を思いやり、
丁寧に生きていると、
やがてそれぞれの人生の中に、
心の中に、
素晴らしい悟りの花と
出会える日が来ると思います。
また、そのために人は、
この世に生まれてくるのだと
私は思います。

塩沼亮潤 「幸いをいただきまして このひとときを大切に」より

新型コロナウイルス感染症の流行を受けて慈眼寺では護摩祈祷を自粛させていただいておりましたが、7月18日(日)より再開致します。
今後のスケジュールは以下の通りです。
7月18日(日)、8月22日(日)、9月19日(日)、10月17日(日)、11月21日(日)、12月19日(日)

当日は午前9時から整理券を配布致します。少しでも多くの方にご参拝頂きたいと思っておりますが座席数に限りがございますことをご了承の上、ご来山下さい。また、駐車場開門前に深夜や早朝からお並びいただくことはご遠慮下さい。県道や歩道に車列が出来ますと、一般車両の通行の妨げになりますのでご協力の程お願い致します。