慈眼寺 四季のお便り 5月
~ 悪しき心のモグラたたき ~

初夏の季語に「結び葉」という言葉があります。
樹木の茂りが盛んになる季節、若葉と若葉が重なり合い、まるで手をつないでいるかのように見える様を昔の人は「結び葉」と表現しました。

空を見上げましょう。太陽の光を浴びて輝く葉っぱたちが仲良く手をつなぎ、空を覆い尽くさんばかりに成長し、夏の暑さから私たちの身を守ってくれています。
秋保にお泊りの皆さまは緑萌ゆる初夏の大滝を眺め、新緑に癒されながら湯につかるのでしょう。風薫る季節の緑には、心の曇りを一気に晴らす清らかな力が宿っているように思います。
さて、大阿闍梨がお書きになった一冊「人生の歩き方」。そこには毎日、48キロの山道をただひたすら歩き続けて掴んだ不動の心、日々快晴の人生を生きるための27のヒントが記されています。その中から大阿闍梨の言葉をご紹介しましょう。

今月の塩沼大阿闍梨の一言

人はいつどんなときでも 心が清らかでありたいと願うものであります。 清らかな心に勝るものはありませんが、心清らかな人、そういう状態ではない人、慎んで生きている人、そうでない人がおります。
しかし、神さまや仏さまは どんな人にもいつもやさしく微笑んで下さっています。
私たちにとって、与えられた環境から起こる喜怒哀楽、さまざまな感情をどうコントロールしていくかが生涯の行になります。
いついかなるときでも邪な心を修めて、慎み深く生きていくことが人生の行であり、この悪しき心のモグラたたきを、生涯を通じて行じていかなければならないのではないかと思うのです。


慈眼寺では毎月第1、第3日曜日の13時から護摩堂において護摩供を厳修し、塩沼大阿闍梨の法話がございます。今月は5月16日に行います。
詳しくは新着情報にてご確認いただくか、寺務所までお問い合わせ下さい。